あなたは夫の「婚外恋愛」を認められますか?結婚は「恋愛と生活」のパッケージ/漫画『1122』作者・渡辺ペコさん

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既婚者が家庭の外に恋愛やセックスを求める「婚外恋愛」――いわゆる“不倫”が世間を賑わせている昨今。
セックスレスや友だち夫婦など、結婚生活のカタチが多様化してきても、未だ不倫はタブーなものとして捉えられています。でも、もしパートナーが「婚外恋愛」を公認してくれたら……?

セックスレスから、パートナーの「婚外恋愛許可制(公認不倫)」を導入している夫婦・一子と二也の結婚生活を描いたマンガ『1122(いいふうふ)』(講談社)の作者・渡辺ペコさんに、夫婦のカタチや、結婚生活に必要なものについてお聞きしました。

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『1122』 第1巻/渡辺ペコ 著/講談社

結婚は恋愛と生活のパッケージ
公認不倫は恋愛の優先順位が低いだけ

――『1122』は、妻・一子(いちこ)が夫・二也(おとや)の婚外恋愛を公認しているという設定ですが、「婚外恋愛」や「公認不倫」をテーマにしたのはどうしてですか?

 

渡辺ペコさん(以下、渡辺)
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不倫の話をうっとり語る人がいる一方、連日のように芸能人の不倫が取り沙汰され叩かれるのを見て、「夫婦ってシステムは便利だけどやっぱり無理があるよなあ」と思ったのがきっかけです。

同じころ、家族の関係に関する憲法第24条の改正案も一部で話題になっていて、憲法は私たちの生活の基盤になっているので、文言の修正が一部であっても、それによって家族がどうあるべきかが変わってくると知りました。そんな結婚や家族に関わる重要な項目が変わることに疑問や不安を感じました。

結婚は、矛盾も含めていろいろなカタチがあり、できるだけ自由なものであってほしいですが、自由が幸福なのかどうかもあわせて、『1122』で問いかけられたらなって。

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(C)渡辺ペコ/講談社

――「婚外恋愛許可制(公認不倫)」も、夫婦のひとつのカタチということですか?

 

渡辺:はい。「恋愛」は感情的なものがメインですが、結婚は生活に必要な要素―「生活能力」や「倫理観」など―も重要になってきますよね。それら全部がひとつのパッケージになっているのが“結婚”なのかなって思うんです。
ただ、常に全部の要素は満たせないので、ふたりにとって重要度の高い項目を補いあっていくのが“夫婦”かと。一子と二也のようにパートナーの不倫を容認できる夫婦は、結婚生活における恋愛感情やセックスの優先順位が低いという点で一致したケースになるのかと思います。

 

――趣味など、外に求めてそれぞれが活動している夫婦は多いですしね。

 

渡辺:恋愛やセックスは「中で済ませること」という認識が強いから、外に求めるとさざ波が立つのでしょうね。でも、不倫のいちばんの問題はパートナーが傷ついたり、裏切られたと感じたり、悲しい思いをすることなので、もし相手が許容していたら、成り立つんじゃないかと思ったんです。

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(C)渡辺ペコ/講談社

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