結婚生活に嘘は混じるもの。矛盾だらけの夫婦が「いい夫婦」になるには/漫画『1122』作者・渡辺ペコさん

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セックスレスによってパートナーの「婚外恋愛許可制(公認不倫)」を導入した夫婦・一子(いちこ)と二也(おとや)の結婚生活を描いたマンガ、『1122(いいふうふ)』(講談社)。作者である渡辺ペコさんに、結婚や夫婦についてインタビューをおこないました。

前編では、「“結婚”は恋愛と生活のパッケージ。優先度の高い要素を補いあうのが“夫婦”」というお話を伺いました。後編では、婚外恋愛や、結婚の嘘と真実についてお聞きしています。

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(C)渡辺ペコ/講談社

信頼と敬意、そして愛情があれば、恋愛とセックスは復活しうる

――夫婦で一致していれば、恋愛感情やセックスがなくてもイイ関係を築けるとのことでしたが、その場合、夫婦の絆は何でつながっていると思いますか?

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渡辺ペコさん(以下、渡辺)

信頼と敬意、そして、広義の愛情かなあ。恋や性愛に結び付かなくても、パートナー以外の家族や近しい友人へ向けられるそれと似たような想いがあるかないかは、大きいですね。それから、共有したり乗り越えた経験も大切かと。ふたりで経てきた時間から、相手への感謝や愛情を感じとれれば、恋愛やセックスがなくても上手くいくと思います。

 

――でも、夫婦で優先順位が一致していないと、婚外恋愛の可能性も出てきますよね。

 

渡辺:片方の恋愛感情が下火になってしまったら、求めているほうが不倫に至る可能性はありますよね。長い結婚生活の途中には、そういう時期がありうるかもしれません。信頼や敬意、広い意味での愛情や感謝の気持ちを持てる相手であれば、「惚れ直す」こともあるしセックスが復活したりする可能性もあるのでは。

 

――復活に至る前に、一子と二也のように婚外恋愛を許容してしまうのはどうなのでしょうか?

 

渡辺:夫婦できちんと話し合ったうえで必要となれば、婚外恋愛もアリというか、仕方ないのでは。ただ、家庭と外の恋愛をきっちり分けないと、どこかで歪みが生じてしまう気がします。それに人の感情は状況にも左右されるので、「婚外恋愛許可制」を認められたとしても、あとで気持ちが変わる可能性が高いでしょうし。

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(C)渡辺ペコ/講談社

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(C)渡辺ペコ/講談社

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