結婚生活に嘘は混じるもの。矛盾だらけの夫婦が「いい夫婦」になるには/漫画『1122』作者・渡辺ペコさん

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結婚の嘘と真実。矛盾を抱えてもいい夫婦になれるか

―『1122』には「結婚の嘘と真実」というキャッチがついていますが、これはどういった意味が込められているのでしょうか?

 

渡辺:妻公認で不倫をしている二也でさえ、小さな嘘や、余計なことは言わずに黙っていることで嘘が生まれてしまいます。あと、世間に流通している「結婚はゴール」「幸せの象徴」みたいなイメージも嘘が混ざってると思う。「結婚には嘘もいっぱいあるけれど、だからこそ継続できることもある」という意味も込めました。嘘が必ずしも悪いのではなく、地層のように折り重なってゆくものかと。

 

――結婚には、ある程度の嘘と真実が必要ということですね。

 

渡辺:「100%真実だけ」というのも、それはそれで緊張感があるし、気合が必要になりますよね。常に本当のことだけを言ってほしいわけでもないですし(笑)。嘘が混じっていて、どれが真実で、どこをゴールにするか…死ぬときなのか、満足だと思えたときなのか、これではダメだと思ったときなのかはわかりませんが、夫婦それぞれの答えがいつか出るのでは。

 

――ペコさんの思ういい夫婦とはどんな夫婦ですか?

 

渡辺矛盾を抱えたままでも関係性を維持したいと思えるほど、お互いが、相手を大事にしたい、尊重したいと思える夫婦でしょうか。今のところは。

 

――では最後に、『1122』をどのように読まれたいか教えてください。

 

渡辺:結婚しているかたはもちろん、未婚のかた、離婚経験のあるかたなど、それぞれの立場で「そんなことはないよ」とか「そう上手くはいかないんじゃない?」とか、何かしらの感想が出てくれたら嬉しいです。ぜひ聞いてみたいです(笑)。そして、自分にとって優先順位が高い項目は何かを考えるきっかけになってくれればと思います。

 

 

Text/千葉こころ

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