VIOは他人にやってもらった方が「か弱い女の子」でいられる話/元鈴木さん

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motosuzukisan

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私の旦那は毛深い。

 

なので我が家の床にはいつも旦那の体毛が散っている。

 

どれくらい体毛が散っているかというと「ヤバイさっきアップした写真に毛が入り込んでないか確認してなかった!」と目ざといネット民からの指摘を恐れ、縮れ毛チェックを怠ったことを焦り出すくらいには家中そこかしこに存在している。

 

スネ毛、腋毛、胸毛、背毛、腹毛……全身すこぶるご縁に恵まれた我が夫。

 

そんな、体毛でビンゴをやれば即景品を貰えるような男性の妻こと私元鈴木さんは、実はエステ脱毛には一度も行ったことがない。

 

完全に29年間セルフケアの人である。

 

もともと体毛が薄い私

 

私の体毛は濃い方ではない。

 

脇毛も片方に20本ほどしか生えない。

スネ毛に至っては、タンポポの綿毛のような非常に貧相な毛がまばらに生えている程度だ。

 

これまた貧相な腕毛は、実は未処理である。

高校時代にハマった海外ドラマ、『ダークエンジェル』のジェシカアルバの腕毛がフワッフワだったのに感銘を受けて以来生やしている。

 

生やし続けることでドラマの主人公へ忠義を立てているつもりなのだ。

 

さてそんな私にも唯一立派に生える毛がある。

 

秘密の花園の藪こと、VIOである。

 

妻のVIOと夫のスネ毛

 

私はVIOだけは普通に生えている。

ボーボーというわけでもなく、薄いわけでもなく、至って普通に生えている。

 

旦那の体毛で例えるなら、丁度スネ毛ほどの勢いのものが私の花園周辺に生い茂っている。

なので床に縮れ毛が落ちていても、旦那のスネ毛なのか私の藪の一本なのか見分けはつかない。

 

そうすると何が起きるか? 察しがいい方はすぐにお分かりになっただろう。

 

そう、『この毛誰の毛戦争』が始まるのだ。

 

この毛誰の毛気になる毛

 

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水も滴るいい胸毛

 

私は旦那の体毛を見分けることができる。

生えている場所によってカール具合や毛質にそれぞれ個性があるのだ。

 

なので私が「これはあなたのスネ毛だ」と言うと

 

「いや、これはねこちゃん(私の事である)のオマタのやつかもしれない!」

「いつも俺のだって言うけどねこちゃんのだって混ざってるよ!」

 

と反論されるのである。

 

いつもはベタベタに甘やかし合い愛し合っている私達夫婦も、この時ばかりはまるで互いの敷地に枯れ葉を押し付け合う隣人同士のように「ウチのじゃありません!」と言い合うことがあるのだ。

 

そんな無意味な争いを繰り返していた私達夫婦だったが、私がその戦いにおいて絶対的勝利を収めたのは去年の夏のことだった。

 

私のではないと言い切れる。そう、パイパンならね

 

去年の夏、水着を着るために私は久々に陰毛をセルフ脱毛した。

 

売れないグラビアアイドルをしていた20代前半ぶりのパイパンだ。

 

当時はソイヤみたいな名前の毛を巻き込んで抜くタイプの脱毛機器で処理していたが、それがたまに小陰唇を思い切り巻き込んだりするので本当に辛かったことを覚えている。

 

挟んだ時はちょっと叫んだ後に冷静に機械を止め、真っ赤になった可哀相な自分自身を氷で冷やしたものだった。

 

そうやって若い頃は水着撮影に備えていたのである。

 

そんな経験から、28歳の大人の私が選んだのはワックスシートであった。

これなら小陰唇をうっかり挟んだりしないからだ。

 

しかし残念ながらワックスシートもまた天国には成り得なかった。

 

なぜならワックスシートは一瞬で毛がなくなるが、その一瞬が滅茶苦茶痛いのだ。

 

股間にあてがったシートを「ハアアー!!」と居合斬りの師範代のように叫びながら一気に剥がせば、一瞬で毛はなくなる。

その後一気に毛穴たちが叫びをあげるかのように痛みが襲い来るのだ。

 

毎回のたうちまわっていると旦那は

「そんなに痛いならやめればいいのに…」と憐れみにも近い表情でこちらを見つめてくるので本当に頭にくる。

 

さてこのように苦労をして手入れをした我が恥丘だが、ツルツルである以上私は『この毛誰の毛戦争』では負け無しだった。

 

例えば、風呂に浮いてくる体毛をすくっては

「これは私のじゃない!これも私のじゃない!ぜーんぶ私のじゃありませぇ〜〜ん!」

と堂々と無罪を主張できたし、

 

落ちている体毛をつまんでは

「あらこんなところに毛!こんな立派なのいったい誰のかしらね?」

と埃を指で取って嫁いびりをする姑のような先制攻撃もできた。

 

ワックスシートの洗礼を終えた私はまさに無敵だった。

 

旦那は毎回「もうプリン買ってこないからね!」と負け惜しみを言いつつ掃除機をかけた。

私の完全勝利である。

 

自らに痛みを課すという試練に耐え抜いた者だけが、この勝利に酔いしれることができるのだ…

 

私は割礼を誇りに思う部族長よろしくほくそ笑んだ。


 

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