夫の常識と結婚の常識と「血は水よりも濃い」/アルテイシア

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「こんなの常識だ」

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先日、担当のアサシン嬢(カレー沢先生命名)から「『月刊ムー』のコラボバッグを見つけました!旦那さんにいかがですか?」とURLが送られてきた。

 

商品ページを開くと、そのバッグには6種類のUMAのイラストが描かれていた。

夫に「こんなバッグがあるらしいぞ」と画像を見せると「ビッグフット、チュパカブラ、フラットウッズモンスター、モスマン、ネッシー、シーサーペントだな」とすらすら答えたので「キミすげーな!」と感心すると「こんなの常識だ、SMAPのメンバーの名前を言えるようなものだ」と返された。

 

SMAPのメンバーとはだいぶ違うと思うが、夫に「どれが欲しい?」と聞くと「そりゃやっぱりフラットウッズモンスターだろう」とおっしゃる。

何がやっぱりなのか、フラットウッズモンスターはキムタク的存在なのか?よくわからないがフラットウッズモンスターは絵的に一番キモかったので、チュパカブラのバッグを購入した。

 

夫はよく「こんなの常識だ」と言う。

前回のアニマルパニックの話を書いた後、年末に祖父の墓参りに行った。

墓の場所があやふやだったので「神戸 墓地」でネット検索したところ、おすすめの墓情報がバンバン届くようになり、現在、我がパソコン画面はしめやかな空気に包まれている。

 

ともあれ、神戸の山中にある祖父の墓に参り、そこで「カマキリの卵がほしい」と夫に言うと「カマキリは大体こういう木の枝に産みつける……あった!」と3分で発見したので驚いた。

 

「お歳暮でTさんに贈ろうかしら」とホクホクしていると「Tさんの家にアブラムシやショウジョウバエはいないだろう、カマキリが餓死して気の毒だ」と夫。

 

「へえ~カマキリの赤ちゃんってアブラムシやショウジョウバエを食べるのか」と言うと「こんなの常識だ、なんでこんなことも知らないの?」と心底不思議そうな顔をされた。

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(夫が3分で見つけたカマキリの卵)

そんな夫は傭兵マニュアルやサバイバル術といった書籍を愛読しているのだが、「ゾンビが大量発生したらどう立て篭もるべき?その道のプロに聞く」というネット記事で、元傭兵のプロが「塩ビパイプや高圧洗浄機で電気柵や武器を作ってゾンビと戦う方法」を語っているのを読んで「うん、常識だな」と頷いていたので、夫の常識と私の常識はかなり違うようだ。

 

『59番目のプロポーズ』にも書いたが、夫と付き合いたての頃、彼が分数の割り算ができないことが発覚した。

 

私「右側の分数をひっくり返してかけるのよ」

夫「なんで?」

私「なんでって」

夫「そもそも分数で分数を割るってどういうこと?」

私「…おまえは『おもひでぽろぽろ』のタエ子か!」

 

その時「なんでこいつは分数の割り算も知らないんだろう?」と心底不思議に思った。

 

ちなみに私は『おもひでぽろぽろ』を十代の時に見て感動したのだが、今あの作品を見返すと、幼少期の幻覚を見まくる主人公に「何らかの病名がつくのでは?」と思ってしまう。

年をとるとは切ないことだ。

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