人は見た目が何パーセント?デブ専夫とB専妻のマリアージュ/59番目のマリアージュ

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59番目のマリアージュ

 

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我が夫はデブ専である、と何度か書いてきた。

では妻の私はというと、女友達から「あんたはB専だ」と言われる。B専、すなわちブサイク専門。

 

しかし「ブサイク、好き♡ピロリロリン」と勃起するわけではない。「極道に惚れたんやない、惚れた男がたまたま極道だったんや」というセリフがあるが、私もこれまで惚れた男がたまたまブサイクだったのだ。

 

昔からイケメンには興味がなかった。だって人は見た目じゃなく中身でしょ?本当に大切なものは目には見えないんだから…とか思ってるわけでは全然なくて、単に好みが世間一般とズレてるだけだ。

好きな食べ物を聞かれて、カレーやハンバーグじゃなく「サザエの苦いところ」と答える5歳児もいるだろう、それと同じである。

 

イケメンに興味がない理由に「弟がイケメン」もあるかもしれない。

私は男女の双子として生まれ、弟は若い頃モデルをしていた。二次元の双子は美形コンビと決まっているが、残念ながらここは奥行きのある世界で、姉の私はブスである。ブスの姉は美形の弟を生まれた瞬間から見飽きているため、イケメンにレア感がない。

 

それに、奥行きのあるイケメンは皮脂を分泌する。思春期の弟はやたらギタギタしていたし、部屋もメッチャ臭かった。それでニキビにクレアラシルを塗る姿とか見ていると、イケメンにファンタジーを抱けない。

 

弟のせいでイケメンに幻滅したのかも、と書きながらふと思った。

弟は恋愛やセックスに興味が薄く「一生独身のまま、植物のように静かに暮らしたい」と吉良吉影のようなことを言っている。モナリザの絵を見て勃起している様子もない。ひょっとすると、私のせいで女に幻滅したのか。

 

まあ済んだことは仕方ない。私は女友達に「B専でうらやましい」と言われるが、B専のBはブルーオーシャンのBでもある。

 

中学時代、周りの女子は「SMAPの中居くんカッコイイ!」「えー中居くんは私のもの!」とキャイキャイやっていて、「ガッツ石松カッコイイ」と主張する私にライバルはいなかった。

ナマモノではなく二次元でも、私は少女漫画よりバトル漫画派で「戦場でイケメンがなんの役に立つのか」と思っていた。北斗の拳ならラオウ、キン肉マンならバッファローマン推しで、男汁のしたたるゴリマッチョ系が好みだ。

 

それでいうと夫も好みだったはずだが、出会った頃の彼はダサすぎた。服がダサいのに輪をかけて、髪型もダサかった。

中途半端な長さの天パに、オカンのレディースビゲン白髪染めで染めた、野沢雅子っぽい赤毛。オタクのくせに安物のヤンキー風味で「こりゃねえわ」と思ったのだ。

 

やはりパッケージは大事だ。ゴディバのチョコレートも、わら半紙で包んでいたら誰も買わないだろう。今では「旦那さんカッコイイじゃないですか」と言われたりするが、それは私がわら半紙からマトモな包装紙に変えたから。

現在の夫は黒髪短髪ゴリマッチョで、たまに風呂を覗いては「尊い…」と呟く日々である。

 

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