「陰核、勝負!」「陰茎、覚悟!」子宮全摘1周年記念②/59番目のマリアージュ
ファーストドッキング完了!
術後3ヶ月が過ぎるのを待つ間、バイブを使ったオナニーにもトライした。
エロBLで股を温めた後、エースで4番の「iroha みかづき」選手の登板。念のため奥まで入れず、膣口から約5センチのGスポットを狙い打ちしたところ、通常通り中イキできた。
この時点で「子宮をとってもビッシャビシャ!」「我がGスポットは健在なり!」と確かな自信を得られた。術後いきなりセックスするのが不安な人は、自慰で予行演習するといいと思う。
そして3ヶ月検診にて、カッパ先生から「傷はしっかりふさがってます、もう大丈夫」とセックス解禁令をいただく。
ついに生身の初挿入をする時が来た。結婚12年目ともなると燃え尽きるほどヒートもしないので、事前にオカズを使って股をしっかり温める。この世にエロBLがあってよかった。
そして「陰茎、覚悟!」と夫とファーストドッキングに挑戦。
結論から言うと、子宮をとってセックスはむしろ良くなった。
というのも、手術前はペニスで突かれると子宮に振動が伝わり、シクシク痛むことがあったのだ。「痛いかも」と不安だと試合に集中できないし、全力でプレイもできない。
摘出後はそういった不安がないため「どんな魔球でも、ばっちこーい!!」とドカベンのように受け止められる。
やはりセックスはメンタルの影響が大きい。
私は手術で子宮頸部も切除していたが、奥もちゃんと感じた。もともと膣の神経は手前の1/3に集中しているので、「クリトリスとGスポットで感じる→奥も感じる」というように、快感は連動しているのだと思う。
夫に「俺の悪魔将軍の具合はどうだ?」と聞くと「何も変わってない」との回答だった。もっとコメントないんかいと思ったが、陰茎はわりと鈍感な部品なので、細かい違いとかわからないのだろう。
自分で指を入れてみた感触も「何も変わってない」だった。試しにバナナを切ったり吹き矢を飛ばしたわけではないが、ユルくなる・キツくなるなどの変化も感じなかった。
そもそも膣は感じれば感じるほど締まる仕組みなので、パートナーの力量と、お互いのコミュニケーション次第なのだと思う。
私はセックス本も出しているので、読者から性の相談をいっぱい受けてきた。
その中でも一番多いのは「彼氏や夫とのセックスが苦痛」「痛いだけで気持ちよくない」という女性の悩みだった。
性に関する調査を読むと、15%の女性が「セックス中いつも痛い、大抵痛い」と答えて、60%の女性が「たまに痛い」と答えている。
女性は前戯で十分に感じることで、膣内が潤い、膣口が開いて、ドッキングの準備が整う。よってパートナーの前戯がヘタだったり雑だったりすると、当然痛い。だが多くの女性は気をつかって本音を言えず、感じているフリをする。
性交痛に悩んで婦人科を受診する女性は多いが、肉体的に問題があるケースはまれで、「パートナーの前戯がヘタか雑」「本人に精神的な不安や恐怖心がある」というケースが多いらしい。
子宮摘出後「濡れなくなった」「セックスが苦痛になった」と悩む人の中にも、こういったケースは多いんじゃないか。
私は専門家ではないが、子宮をとった後「ちゃんとセックスできるかな」「痛かったらどうしよう」と不安になる気持ちはわかる。
そこで「痛くしないから大丈夫」と安心させて、丁寧な前戯で十分感じさせて、入念に膣を指でほぐしたうえでドッキング…ということを、パートナーがちゃんとやってくれるかどうか。そして本人も「こうしてほしい」と相手に伝えられるかどうか。
それが術後のセックス満足度を左右するのではないか。
そして大事なことなので何度も言うが、オーガズムに必要なのはオカズだ。なので、おすすめのエロBL(美少年がムチャクチャされるやつ)があったら教えてください。