念願の我が子宮と対面、夫婦の感想は…子宮全摘1周年記念③/59番目のマリアージュ

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子宮をとろうがとるまいが

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とはいえ、手術前よりは確実に健康になった。

だがこの1年、心身の調子があまりよくない時もあった。子宮をとろうがとるまいが、それは誰にもでもあることだ。

 

特に40代は疲れやすくなったり、体のあちこちが痛んだり、無理がきかなくなるお年頃。

孔子は「40にして惑わず」と言っているが、それは春秋時代の話で、現代の40代は「中年の危機」という言葉もあるように、惑い悩むお年頃だ。

 

そういう時は、屁をこいて寝るのが一番。傷もふさがって今は屁をこいても痛くない。

人間、生きてりゃ調子の悪い時もある。そんな時に「子宮をとったせいかも…」と理由探しにハマると「子宮をとると悪いことが起こる」という子宮教の呪いに利用される。

 

ネットで検索すると「幸せは子宮が引き寄せる!」「子宮に感謝すれば願いが叶う!」といった言葉が出てくる。「屁のツッパリはいらんですよ」ぐらい言葉の意味はわからんが、とにかくすごい自信だ。

 

人はわかりやすい理由を欲しがるが、べつに悪いことをしたから病気になるわけじゃない。生まれつき病気を抱えてる人もいるし、生きてれば誰だって病気にかかる可能性はある。

私は高度な現代医療のお陰で病気の苦しみから解放された、そのことに感謝したいと思う。

 

手術により過多月経から解放されて、今では好きな時に外出できるし、旅行の計画も立てられるようになった。手術前はトイレで血を見るたび「当分、遠出はできないな」とうんざりした気分になっていた。

月の半分をそんな気分で過ごすなんて、人生がもったいない。40代のまだまだ元気な時期をもっと自由に楽しく生きたい。

そう思って手術を決意してよかった。

 

手術を検討している筋腫シスターズには「私の場合、2日間ぐらいは地獄だったけど、その後はずっと快適だよ」と伝えたい。1年たった今では「そういえば手術したっけな~」と遠い記憶になっている。

 

たまに思い出すのは、トイレの戸棚にある生理用品の在庫を見た時ぐらいだ。

「捨てるのももったいないし、利用方法はないかな」と女友達に話すと「花粉症の時に使ったら?ドロッと鼻水も吸収!」「窓に挟んで結露を防いだら?」「凍らせてアイスノンにしたら?」などのアイデアが寄せられた。

 

ネットで検索すると「生理用ナプキンを靴の中敷きにすると足のニオイを防げる」との情報を得た。たしかにテープもあるしズレなくて便利だ。

今度、夫の靴にナプキンをそっと忍ばせたいと思う。

 

Text/アルテイシア

 

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