夫と出会って初めて「子どもが欲しい」と思わなくなった/59番目のマリアージュ

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59番目のマリアージュ

 

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以前、金田淳子さん(BL研究家・社会学研究者)と対談した時に「結婚したいと思ったことも、子どもが欲しいと思ったことも一度もない」と仰っていた。

「私、子どもの形状が苦手なんですよ。頭が大きくて等身が低い」「やっぱり少しはかわいく思ってないと、欲しくならないですよ」という率直な意見に、私も編集女子も感銘を受けた。

 

 

後日「アルテイシアの大相談会」イベントに参加してくれた女性が「あの金田さんの言葉に救われました…うっ」と涙ぐみつつ「子どもを欲しいと思わないって、堂々と言ってもいいんだって」と話していた。

その後も「金田さんの言葉に勇気をもらった」と読者の方たちから感想をいただいた。

 

それだけ世の女性たちは「女は子どもを産むベき」「子どもを欲しくない女はおかしい」というプレッシャーにさらされているのだろう。子どもの材料は精子と卵子であり、男と女で製造するものなのに、女ばかり責められる風潮が強い。

 

「犬を飼いたいと思わない」と言っても責められないのに、それが子どもになると「少子化ガー」と批判してくる人々がいる。

だが、国のために子どもを産む人なんていないだろう。

 

子どもを産まない選択をした私は「キミみたいな人がいるから少子化が進む」と面と向かって言われたこともある。

そういう面倒くさい輩に遭遇した時は「じゃああなたは国のために子どもを作ったんですか?」と質問する。そこから「日本は少子化が進んでるけど、地球全体では人口爆発していて数百年後には人類は滅亡するという説もありますよね」と続けて「残された資源をめぐって争いが繰り返される、暴力が支配する世界に現れた伝説の暗殺拳…!」と北斗神拳の話をすると、相手は「コイツ面倒くせえな」と去っていく。

 

また「子どもを産みたくても産めない人もいるのに」と批判してくる人もいる。

「産みたくても産めない人もいるのに、産まないなんておかしい」と批判する人は「女は子どもを産むのが自然、産まないのは不自然」と考えており、その思考こそが産みたくても産めない人たちを苦しめている。

私は子どもを望んでも授からなかった読者の方から「子どもがいなくても幸せそうなアルさん夫婦の姿が励みになった」といったメールをいただく。産まない選択をした者の存在は、救いにもなりうるのだ。だからちゃんと自分の声を伝えていきたいと思う。

 

そんな私だが、夫と出会う前は「自分は子どもが欲しい」と思っていた。

 

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