星野源と関羽、どっちと結婚する?/59番目のマリアージュ

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「我が家は“俺流”でいこう」

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数年前、女友達の結婚式に出席した時、初対面の中年男性に「うちは結婚式をしてない」と話すと「それって本当にお互いのこと好きなの?」と聞かれた。

彼にとっては「結婚式をするのが普通」であり「普通じゃない=愛がない」という謎理論になったのだろう。

 

それ以外の場面でも「子どもを持たない選択をした」と話すと「なんのために結婚したの?」と聞かれたり、「うちは子なしで財布も別、お互い束縛しない方針」と話すと「それで結婚生活やっていけるの?」と聞かれたり、「おまえ本当に21世紀の人間なの?古代からタイムスリップしてきたんじゃねえの?」と聞き返したくなることは多い。

 

この手の発言をするのはほぼオッサンなので、オッサンに出会うとO(オー)アラートが作動するようになった。ネットで「女性タレント○○のオヤジ転がしテクに学べ」みたいな記事を見かけるが、「そんなフンコロガシみたいな技、学びたくねえわ」が世の女性の意見だろう。

 

しかし世のオッサンが全員、糞というわけではない。オッサンだっていろいろだ。同様に、夫婦だっていろいろだ。100組の夫婦がいれば100通りのカタチがあって、「普通のカタチ」に縛られる必要はない。

 

結婚前、夫と「我が家は“俺流”でいこう」と話し合った。世間にどう見られるとか関係なく、自分たち2人が居心地の良い家庭を築いていこうと。

 

「世間から見て“普通”じゃなくていい」というテーマは、ドラマ『逃げ恥』でも描かれていた。

最終回、心を閉ざしたみくりに対して平匡が話す。

「みくりさんは自分のことを普通じゃないと言ったけど、今さらです。僕からしたら、とっくに知ってました。大したことじゃありません」「世間の常識からしたら、僕たちは最初から普通じゃなかった。今さらですよ」

 

この場面で「よう言うた、星野源!」とTVに向かって叫んだ。逃げ恥はキャストも脚本も演出も素晴らしかったが、私はひたすら星野源(正確には平匡さん)にイライラしていた。

 

ドラマを観賞しながら「自分が傷つくことを恐れてばかりの、こんなウジウジメソメソした男をなぜ好きになる?」とボヤいていると、夫に「このドラマに関羽みたいな男が出てきたらおかしいだろう」と言われた。

 

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夫「ヒゲ面の豪傑が麻酔なしで骨を削られてガハハハと笑っていたら、違和感がありすぎる」

私「いや、その方がガッキーが好きになるのも納得がいく。『かっこいい!火曜日はハグの日よ』って」

夫「関羽にハグされたら背骨が折れるぞ」

 

たとえ背骨が折れようとも、私は星野源より関羽にハグされたい。「星野源と関羽、どっちと結婚する?」と聞かれたら「関羽!」と迷わず即答する。関羽と趙雲だったらちょっと迷う。

ネットで「平匡さん、カワイイ♡」という感想を見るたび「なるほど、わからぬ」と頷いていたが、私も関羽が恋ダンスを踊っていたら「カワイイ♡」と股がキュンとなる。

 

これは個人的な好みの問題だろう。

 

何度も書いているが、私は物心ついた頃から強い男が好きだった。少女漫画よりバトル漫画に夢中で、ラオウやバッファローマンに恋していた。

タフで打たれ強い男が好みの私にとって、平匡さんは対極だ。ビジュアル的にもメガネ男子に萌える女子は多いが、私の股間はメガネに微動だにしない。「好みの眼鏡男子はいるか?」と考えてブロッケンJrが浮かんだが、あれは眼鏡というよりグラサンだ。

 

好みとは不思議なものだ。それは一体どこからやってくるのだろう?

 

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