奥様が正論すぎて反論できない「黒のカリスマ」、蝶野正洋さん家の夫婦生活

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結婚しないならドイツに帰る!

――マルティナさんがカンザスに来てくれたときは、結婚を意識されてたんですか?

 

蝶野:いやいや。カンザスでマルティナと一緒にいたのは2週間くらいだったし、俺もその後、カナダやバーミンガムへトライアウトを受けに行ったりしてたんです。で、アメリカでなんとか食っていける自信が持てたころに、またマルティナを呼んだんですけど、今度はビザトラブルで、結局二人でドイツに戻ることになったりして。そんなだったから、とても結婚どころじゃなかったです。

 

――その後、日本に戻られたことが、結婚を意識するきっかけになったとか?

 

蝶野:日本もトライアウトで短期帰国しただけなんです。ギャラは低いし、契約は短いし、家も借りられずに兄貴の借りた広めの部屋で、3人で共同生活してたくらいなので。結婚よりも「カバン1個で次はどこへ行かなきゃいけないのか」ってことばかりが頭の中を占めていました。

それに、俺の希望として、もう1回アメリカで成功したいって思いもあったから、マルティナとも「1年半くらいしたらアメリカに戻ろう」って話してたし。結局ずっと日本に居ついちゃってますけどね。

 

――では、結婚を決意されたのはどんなタイミングだったのでしょう?

 

蝶野:俺はどこで生計を立てられるかもわからない状況だったので、結婚を考える余裕もなかったんですけど、彼女はどうにかなると思っていたみたいで、「結婚するかしないか。決めないなら私ドイツに帰る!」って。もうね、崖っぷちに立たされて、飛び込むのか飛び込まないのかって迫られる感じ。それで、「じゃあ結婚する!」となりました(笑)。

 

 

日本語を使うのは公平じゃない

――奥様、かっこいいですね! 結果的にそのまま日本で結婚生活を送られていますが、会話は日本語ですか?

 

蝶野:こっちに来て1、2年は日本語を使ってましたけど、公平じゃない気がして、俺が使うのをやめたんです。俺の英語なんてカタコトで低レベルですけど、それでも英語で会話する方がいいんじゃないかと思って。インターナショナルカップルって、どちらかの母国語ではなく、英語で会話するところが多いですよね。

 

――結婚生活も今年で25年目になられるそうですが、お子さんが生まれてから何か変化はありましたか?

 

蝶野:まず生活が変わりましたね。子どもが生まれるまでは、昼夜逆転のドラキュラみたいな生活をしてましたから。あと、ふたりとも旅行が好きで、休みがあれば海外に行って、好きな感じでやってましたけど、今は子ども中心の生活です。

 

――蝶野さんも家事や育児に参加されるんですか?

 

蝶野:そうですね、わりと分業です。家事はマルティナがやってくれますが、学校の説明会なんかは日本語なので、幼稚園からずっと俺が行ってます。あと、宿題も俺がみたり。幼稚園や習い事の送迎は交代で行ってましたけど、今は子どもたちも小学生になって、だんだん自分でできることが増えてきましたね。

 

――お子さんは今おいくつになられましたか?

 

蝶野:小学校5年生と2年生です。中学年くらいになると、自分の好みや主張が少しずつ出てくるので、自立してくるし、個性も見えてくるんですよ。育児に慣れるまでは子どもにも個性があるって理解しきれなくて、なにかあるたびに「これはママのDNAだ」とか「俺のDNAだ」なんて見方をしていたんですけど、それってあまり関係ないんですよね。今は、子どもは子どもで俺ともマルティナとも違う一個人のキャラクターがあるって受け止めています。

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