改めて思わないが確実にある「結婚して良かったこと」/カレーなる夫婦生活

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先日、誕生日を迎え34歳になった。

女という枠からすれば結構なババアであり、誕生日おめでとう、などと言われたら「もう嬉しくないわよ」などと、世界一面白くない返しを、普通にしてしまうようになった。

 

じゃあ本当に誕生日が嬉しくないかと言うと、そんなことはない。

まず朝起きたら、乙女ソシャゲー「夢王国と眠れる100人の王子様」の王子たちが、次々と私の誕生を祝う言葉をかけてくれる。最高の1年幕開けである。

その道に精通していない未熟児からみれば、なんて寂しい女だと思うかもしれないが、何せソシャゲである。私はこの王子たちを手に入れるのに、ここでは書けない額の金を使っているのだ。

「金で買った男が列をなして私に祝辞を述べに来る」

もはや「サクセス」という言葉しか思い浮かばない。俺は成功したのだ、何かに。

 

このゲーム、長谷部(もう説明不要だろうが、どうしても説明したいので言う、刀剣乱舞のへし切長谷部のこと)と同じ声優のキャラも出てくるのだが、彼など「カレー沢が生まれてきたことに感謝する」と言うようなことを言ってくるのだ。

マジかよ、親でも感謝しているか疑問なところを、長谷部と同じ声のキャラが感謝している。じゃあもういいや、という話である。

 

ちなみに肝心の刀剣乱舞は、プレイヤーの誕生日を祝うなどという機能はない。変なところで商売っ気がないのである。

じゃあ長谷部が私の誕生日を祝っていないかというとそんなことはない。

 

オタクとは常にDo It Yourself。「原作がやらねえなら俺がやる」の精神こそが大切なのだ。

 

腐女子がどんなに、邪神像に祈り、生娘の心臓を捧げても、原作で自分の好きなキャラ(両方男)がくっつくことはほぼない。

じゃあ諦めるかと言うと「作者がくっつけねえなら俺がやってやんよ」と、二次創作や脳内でそのキャラ同士を結婚させたりするのだ。

 

よって、確かに公式のゲームでは長谷部は私の誕生日を祝っていない。だが、私の誕生日の朝、私の目の前には長谷部がいて「主、誕生日おめでとうございます」と確実に言ったのである。

 

このように、自分の思い通りの幻覚が見られるようになってからオタクは一人前なのである。

もし「このカップリング好きなんだけど、原作じゃほぼ絡みないし…」と悩んでいるご友人がいたら「D・I・Y!D・I・Y!」と励ましてあげてほしい。

 

というわけで今回のテーマはもうわかっていると思うが「結婚して良かったこと」だ。

長谷部を愛でられるのも… >>
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