几帳面な夫とそうじゃない妻の「互いのマイルールと譲り合い」/カレー沢薫

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夫は几帳面なA型タイプ


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A型自分の説明書 (文芸社文庫)

夫は几帳面な人である。血液型診断の信ぴょう性は置いておいて「今まで人にA型以外言われたことがない」というぐらい、ステレオタイプA型である。

おそらく、マイルール、気になることは、たくさん持っていると思う。だが私はそれを何一つ知らない。何故なら夫は「気になったら自分でやる」からである。

 

例えばシャンプーとリンスの位置が逆になっているのが許せなくても、自分で直すのだ。そして「俺はこの順番でないと我慢がならん」という主張を私にしないため、私も知りようがないのである。

 

そして私はノールールだ。しいて言うなら、最近流行りの「どうぶつタワーバトル」方式で、どんどん積み重ね、崩れたらゲーム終了、という感じで片づけるなり何とかする。それまでは動かない。

 

先日、玄関にビニールひもで縛られた本が大量に置かれていた。

全部私の本であり、どう見ても捨てに出される3秒前である。

そして捨てようとしているのは夫だ。

パートナーのモノを勝手に捨てる、というのは発言小町でも安定した人気を誇る話題であり、夫婦のクライシスである。

 

だが、私は何も言わず、そのまま本は捨てられていった。

私は本を捨てられたことを怒らず、夫は、自分の本ぐらい自分で管理しろと怒らなかった。

 

ルールをきちんと決めるのも良いが「相手のすることを全部諦める」というのも、逆にケンカがおこらないものだ。

 

Text/カレー沢薫

 

編集部注釈:記事中の爆死と巻き返しのコラムになります。紹介とタイトルが一致しておりませんが、こちらで正しいのでご安心ください。

・金時大爆死

飽きることなく続けられる「夫婦だけの遊び・ギャグ」

・土方大爆死

仕事ばかりなので老後にワンチャン「夫と一緒にしたいこと」

・金時ガチャ巻き返し

もっと他にありがたいことがある「夫が言う私の好きなところ」

・土方ガチャ巻き返し

土方さんはかっこいいし、長生きもしてほしい

 

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