紫原明子×柳下恭平が考える、現代女性と家族の在りかた『家族無計画』トークイベントVOL.1

柳下恭平さん×紫原明子さん
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地方の関係性と子育てのメリット

柳下恭平さん×紫原明子さん

柳下恭平さん×紫原明子さん

明子:柳下さんは家族のカタチも結構特殊なんですよ。

 

柳下:娘が4歳なんですけど、奥さんのおなかにいたときに3.11の震災があって、世の中の不安感に参っちゃってですね。そんなにイヤなら一旦東京を離れればいいじゃないかと判断しました。で、京都に行ったのですが、なんだか居心地がよかったみたいで。それから奥さんと娘は京都にいます。僕は、週末は京都へ通って、平日は出てくるという単身赴任状態です。

 

明子:奥さまと週に1回とか2週間に1回とかお会いされて、その距離感はどうですか?

 

柳下:正直、もっと一緒にいたいですね。奥さんとも子どもとも。彼女たちが東京にいてくれたらもっと嬉しいだろうなって思います。でも、しょうがないですよね、こればっかりは。

 

明子:本当はもっと一緒にいたい、と言えるのはとってもいい関係ですね。私も小さいころ、お父さんが単身赴任でいなかったんです。中学高校とも女子校に通っていたので、家に帰っても学校へ行ってもほぼ女性だけで、“男性との触れ合い方がわからない問題”が出てきました。柳下さんも娘さんですもんね。今後女子校とか行ったら、起こりうるかも……。

 

柳下:怖いですね。ただ、おそらく東京よりも西のほうが暮らしやすいような気がするんです。バス停とかで、「あら、いくつ?」とか気軽に声をかけてくれる何かがあるような。だから、子育てもしやすいんじゃないかっていうのが、実は大きかったんですよ。

 

明子:向こう三軒両隣感ですね。一方で、それには悪い面もあって、私福岡ですけど、しがらみがすごかったです。東京に出てきてラクになったなぁって思いました。

 

柳下:それは明子さんが東京向きの人なんですよ(笑)。地方性ってあるような気がしますね。ベッタリ過ぎてもうっとおしいし、離れすぎてもちょっとややこしいというか。

 

明子:そうですね。田舎のほうって刺激が足りないから、唯一の刺激が人の噂だけになっちゃうときもありますよね。だから、ほどほど都会のほうがいいのかなって思います。都会って人が多いわりにイヤな人は少ないなって感じています。田舎の集落にひとりはいる偏屈じいさんは、本当に偏屈じゃないですか。

 

柳下:一度アウトになったら、もうずっとアウトみたいな感じはありますよね。

都会は引っ越しっていうオプションもありますし。でも、地方は「東京に出てくる」っていう機会があるじゃないですか。僕は愛知県出身なんですけど、上京という一大イベントは大きなことでしたよ。自身の意思で東京に出てくるっていうのが、人生の年表で、その年だけ色が変わるくらい。それが経験できるっていう意味では、地方にいるメリットもあるんじゃないかとは思いますけどね。

 

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