紫原明子さんが考える、現代女性と家族の在りかた/『家族無計画』刊行記念トークイベントレポ・Vol.3

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時代とともに変化するコミュニティーの在りかた

 

明子:この本でちょっと提言したんですけど、今成立しているコミュニティーって、好きな人や価値観の合う人というか、心地よい距離感を共有できる人だけで集まっていますよね。だけど、今までのコミュニティーの単位やメンバーって、地域とか血縁とか、抗えないもので決められていたじゃないですか。しがらみとか、どうしても避けられない集まりだからきつくて、その反動で核家族化が進んだのかなって。

 

柳下:なるほど。

 

明子:私も親戚一同の集まりとか、面倒くさいときありますもん。絶対に一族に一人はテーブルをひっくり返すおじちゃんとかいるじゃないですか。あれ、なんででしょうね?

 

柳下:絶対はいない気がしますけど(笑)、言いたいことはわかります。でも、どうなんだろう? 一般論を持ち出してもつまらないけど、地縁とかその場所に縛られるっていう要素はありますよね。ただ、インターネットの力でそこはすごく下がってきていて、今がちょうど過渡期なのかも。

 

明子:環境によって外に出るっていう発想を持たない人もいるし、物理的にできないとかもあるだろうし。

 

柳下:高度経済成長期に一度ガッと人口が増えたことで、地方都市でもいろいろなことができるようになったはずなんですよ。でも、それがまた少子化で下がっていったとき、維持できなくなるコミュニティーがあるような気はしますね。人数が下がりすぎてすごく窮屈になるとかもあるだろうし。

 

明子:それって、自分の趣向で集まったコミュニティーでも成り立たなくなるってことですか?

 

柳下:そうです。例えば1家族に子どもが1人だったら、子ども世代では人口が半分になるわけじゃないですか。そんな単純な人口比で、モノが変わっていく気がします。

 

明子:あ~確かに。でも、例えば子どもが小さいときと成長してからでは、必要とされるコミュニティーも違うと思うんです。だから、コミュニティー自体動くものというか、雲みたいなものでいいと思います。

 

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