紫原明子さんが考える、現代女性と家族の在りかた/『家族無計画』刊行記念トークイベントレポ・Vol.3

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パパ友からうかがい知れる“ネットワーク”と“幸福度”の関係

柳下さん

 

柳下:『家族無計画』を読んでいてふと思ったんですけど、「パパ友」ってあるんですか?

 

明子:一部の人にはあるんですよ。学校行事にも積極的に参加して、“学校を支える会”みたいなのを作って集まる人もいます。でも一方で、元夫みたいにそういう集まりが苦手なパパは、絶対に入らない。そこはけっこう顕著に線引きされている印象です。

 

柳下:そうなんだ。パパ友の共通項目とかあるんですか? パパ友の傾向みたいな。

 

明子:キーワードは、サッカーと酒じゃないですかね?

 

柳下:逆に言い切ってびっくりしました。そんな明快な答えが返ってくると思わなかった(笑)。

 

明子:もちろん例外はあるとは思いますが(笑)。保護者だけのフットサルチームとかもあって、そういうのに積極的に参加会できるお父さんはパパ友を作りやすいと思います。

柳下:僕はパパ友になれると思います? サッカーはやらないですけど。

 

明子:はい、基本的には、フットワークが軽くて、楽しむための労を惜しまない人。心を許し合えた人とは親しくなれるとかじゃなくて、コンビニみたいな手軽さと明るさがあるって感じの人はパパ友を作りやすいんじゃないかなと思いますが……ただ、なんて言ったらいいだろう。柳下さんはちょっと狂気をはらんでいますからね。

 

柳下:えっ!?

 

明子:パパ友にもなれるけどママ友にもなれるみたいな、どこにでも属せるけどどこにも属さない感じがありますよね。何色にもなれるけど、実は透明、みたいな。一見ものすごく人当たりが良いからこそ、それは狂気だと思いますね。サイコパスっぽいというか。

 

柳下:久しぶりに落ち込んだ~。

 

明子:落ち込まないでください!私も似たようなところがあるって感じていて、わりといろんな場所に染まれるんです。だけど、男性コミュニティって、女性より協調性を必要としないイメージがあって、だから男性で柳下さんのような透明感は貴重だなと思いますよ。

 

柳下:僕が今解決したいトラウマは、サイコパスなんですけど!(笑)。

 

明子:じゃあ言いかた変えますね。ちょっと変わった人、ですよね(笑)。対人テクニックみたいな感じで、プライドの高い男性陣の中で、何色にでもなれるっていう人は少ないのかなって。

 

柳下:パパ友っていうクラスターは、プライドが高い人ではダメってことですか?

 

明子:だめということはないと思いますよ。プライドはあまり関係ないかも。さっき言ったようなハツラツとしたパパ友ってスクールカーストの上位みたいな感じですかね。

 

柳下:パパ友の割合って、世界が100人の村だったら何人くらいなの?

 

明子:地域にもよると思うんですよね。例えば、郊外に住んでいて、休日にはバンに乗って家族でジャスコに行く、いわゆるマイルドヤンキーと呼ばれる人たちは、こういったタイプのパパ友コミュニティを作りやすいと思います。バンがあればバーベキューの道具とか運べるので、コミュニティに欠かせないイベントを開催しやすい。

 

柳下:なるほど、それはある。

 

明子:パパ友コミュニティーって、ママ友と同じように互助会的な役割も果たしていると思います。お金をかけなくても幸せになれるうまい仕組みがあるというか、ともに助け合うネットワークがあることって、お金に変わる資産ですよね。

 

柳下:あ~。確かにそうですね!

 

Text/千葉こころ

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