見た目は大事?必死の逆ナンから始まった私達/元鈴木さん
結婚の決め手となる要素は、人それぞれだ。
財力、包容力、趣味の一致…あげ連ねればキリがないが、その中でも見た目が好みで結婚したと言う人もそれなりにいるはずだろう。
「えーっ?見た目で決めたの?」と言われることもあるだろうが、見た目は結婚生活を続ける上で意外と重要である。
好みか好みじゃないかで許せることもある
見た目が全然好みじゃない男の子と付き合っていた若かりし頃のこと。
夏のある日、彼が私の部屋に遊びにきたことがあったのだが、スニーカーを脱いだ足が非常に臭かった。私の部屋はタイルカーペットだったので、臭いがつくのを嫌だった私が、「染み付くから足を洗って」と言ってしまったがために、大喧嘩に発展したことがある。
たしかに、私の言い方が悪かったかもしれないが、仮に丁寧に頼んでいたとしても、彼はきっと不満だったろうと思う。彼の主張をよくよく聞いてみると「足の臭いすら愛してくれたっていいじゃないか」と怒っていたからだ。
あいにく、私は彼の足の臭いを許せるほど好きではなかった。本当にタイプではなかったからだ。
一体その時の私はなぜ付き合っていたのか分からない。
一方で我がゴリラは、仕事帰りは必ず足が臭い。
更に言うと、防具をつけるためアメフトの試合後なんかは全身が臭い。
試合後にボディーソープでめちゃくちゃ頑張って洗ってもらわないと、グローブを着けていた手をつないだだけでニオイが移るほど臭かったりする。
(まぁ試合後はゴリラだけが臭いわけではなく、どんなイケメン選手でも平等に臭いのだが…。)
それでも「臭いけど愛しい」と思えるのは、中身だけでなく、見た目もとても好きだからなのもある。