奥様、家内、ママ…私を取り巻く呼び名と不安感の正体/元鈴木さん

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大学でまりっぺを断れなかった私のこれから

大学時代、最初にはっきりさせなかったことで、4年間をまりっぺとして生きた私。

 

 

きっと卒業した今でも、同期は私のことをまりっぺだと思っていることだろう。彼女の中では私はずっとまりっぺで、死ぬときもまりっぺとして死ぬことになる。

 

 

今の私は、ゴリラに任命され、みーだんのママになった。

 

「みーだんちゅわん!可愛いでしゅね〜!ママのお膝に来てくだしゃいね〜」

なんて言うほど、今の私はみーだんのママをしている。

まだ、猫のママなら大丈夫だ。

余裕でいられる。

明らかに猫は産んでないし、子供のようにかわいくても、自らの子供ではないのが理解できるからた。

 

しかし、問題は私にもし子供ができたときだ。

子供は良くても、ゴリラには私のことをママと呼んで欲しくない。

 

子供だけでなく、夫からもママと呼ばれてしまったら、今いる『ねこちゃん』や『まりか』は家庭に居場所がなくなってしまうのではないかと不安なのだ。

 

 

 

少なくとも、今はそう思っている。

それは私にまだ母になる覚悟がないことが大きいせいかもしれない。

 

 

 

本当に母親になった時もまだ同じ思いなら、大学時代の二の舞にしてはならないと思っている。

今度は4年では済まないかもしれないのだ。

子猫か子ゴリラか、何なのか、私たちの間に何が生まれてくるかはわからない。

しかし、次にママ呼びを断れなかった場合、私はゴリラから10年は『それらの母親』という呼び方をされるかもしれないのだ。

 

『ママ』と呼ばれることを受け入れる決断なのか、『ねこちゃん』でいることを決断す るのかはまだ分からないが、

ゆかっぺにならなかった親友のように、私も次こそ自分で生き方を決められる人間になっていたいと思うのだった。

 

 

Text/元鈴木さん

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