「家事は誰のものか」と考えること/元鈴木さん

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ある夜のこと。

夕飯を作っているとき、ゴリラがスッとやって来て「俺サラダ担当大臣するね」と言った。

私は注意力散漫なためかいつも手際が悪く、夕飯作りに時間がかかってしまうことが多かった。そうやって私が焦っていると、ゴリラはよく手を貸しに来てくれた。

 

私は「あら、嬉しい。お手伝いですか?」とまるで子供に言うように冗談ぽく笑って見せた。

すると187cm,112kg鋼鉄のヒゲを持つ29歳のオスゴリラは、

「お手伝いじゃないのっ!俺がやらないとダメなのっ!」と言ったのだ。バリトンボイスで。

 

我が家の家事は分担制だ。

私が料理し、ゴリラが片付けをやる。つまりゴリラは、担当外のはずの料理を「これも一緒に暮らす自分の仕事だ」と言い、手を貸してくれたのだ。

別に「自分の管轄ではない」と無視してテレビを観てもいいはずなのに、彼はそうしなかった。

 

私はこういう瞬間に、この人と結婚して幸せだなあとつくづく思う。

 

一方で、私にはこんなに家事に協力的な夫がいても、『家事は女の仕事だ』という意識が根底にあることに気づいてしまったのだ。

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