「言語は文化、文化は言語ダヨ」二重人格のロシア人の夫/シベリカ子

Pocket

shiberikako170512

初めてロシア人の会話を聞いたとき、声の大きさと語気の強さから、ケンカでもしているのかと振り返ると、お互い笑い合っている姿が見え、あれが普通の話し方なのか…とカルチャーショックを受けたものでした。

 

カスタマーセンターの人とロシア語で話しているときのP氏は、態度が図々しく嫌味も交えて話しており、はたから見ている私もイラっとしてしまう程(もっともP氏特有の、人をイラリとさせる性格ゆえかもしれませんが…)。けれど、日本語で話すときはたとえ相手がカスタマーセンターの人であろうと、文句のひとつも言わず「ハイ…ハイ…」とおとなしく話しており、二重人格者かと思うほどの態度の違いに思わず笑ってしまいます。

 

かくいう私も「ロシアであまりにも謙遜や遠慮をし過ぎると能力が低い人に見られる」という話を聞いてから、ロシア語で話すときはふだんよりも図々しいくらいの態度で臨むようになりました。特に、店員さんや窓口のおばさんと対峙するときは、日本語よりもちょっと語気を強め、強気な態度で話す方がいいような気がします。

 

言語を学ぶということは、その国の文化を学ぶことなんだなあ…と、蚊の鳴くような声で店員さんを呼び続けるP氏を見ながら、あらためてしみじみ思うのでした。

 

Text/シベリカ子

 

コミックエッセイ発売中!

%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%97%e3%83%81%e3%83%a3

© シベリカ子 『おいしいロシア』( イースト・プレス)

P氏とのロシアでの生活を
素朴なロシア料理とともに綴ったコミックエッセイ。

かわいいキャラと、ロシアに対するシュールな視点のギャップにクスリと笑えます。

すぐにマネできるロシア料理のレシピつき!

 

Pocket

運営会社    お問い合わせ    利用規約    プライバシーポリシー    TOFUFUについて
© TOFUFU