ささいなことでは謝らないロシア人の夫/シベリカ子

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シベリカ子のおそロシくない結婚2

日本人なら「とりあえず謝って丸く収めておくべ」と思う場面でも、謝らない上に悪びれない態度を貫くP氏に、結婚当初はその都度イライラさせられたものでした。

 

そうは言っても全く違う文化の中で生まれ育った人間同士。日本の常識=ロシアの常識なんていう図式はありえないので、とりあえずロシアの様子をうかがってみようと、P氏とその周辺の友人達(ロシア人)を観察してみると…。

 

待ち合わせに遅れたとき、ものを壊してしまったときなど、謝らないと友情にヒビが入りそう…と日本人の私は心配になるような場面でも、謝っているところをついぞ見ませんでした(たまたま大ざっぱな友達が多かったのかもしれませんが)。

 

それならば!と私の方もだんだんとP氏に対して「ごめん」という言葉を使わなくなり、今となってはむしろP氏に「ごめん」と言われても、わざとらしい感じがするし何だか気持ち悪いので、言わないでいてくれた方がいいと思うまでになったのでした。

 

いいのか悪いのかよく分からない変化ではありますが、この習慣を日本人相手に発揮してしまわないよう肝に銘じておきます。

Text/シベリカ子

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