寿命が永遠になっても結婚式で「永遠の誓い」できる?/スプツニ子!さんに聞く、未来の結婚観

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決まりきった価値観や社会に対して、テクノロジーやサイエンスを駆使し、疑問を投げかけるアーティストであり、マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ助教を務めるスプツニ子!さん。
彼女だからこそ分かる、未来の結婚観から、働く女性の理想の子育てモデルまで伺いました。

寿命が永遠になるかもしれないのに
「永遠の誓い」ってできる?

――日本人は元々、形式や血縁など「結婚」というシステムに縛られているイメージがありますが、そもそも異なる遺伝子同士が結ばれる結婚や恋愛に、「型」は必要なんでしょうか。

 

スプツニ子!さん(以下、S):私は結婚や恋愛に「型」は必要ないと思ってます。でも結婚すること自体はイベントとしてシンプルに楽しいっちゃ楽しいですよね。人を呼んだりしてね。

 

――結婚って響きだけで盛り上がりますもんね!

 

S:恋愛が盛り上がっているときに「結婚しよう」「いいね!」みたいな、ある種の“ハプニングイベント”はドラマみたいで面白いですし、人生にそういうお祝い事やパーティーがあってもいいんじゃないかな? って。とはいえ、伝統ある家柄の人や、事情がある人たちにとっては「型」もすごく重要だと思うので、それはそれで良いなと、否定はしないです。

 
それに、これから人の寿命がもっと延びると、100年、200年…ひょっとしたら永遠に生きられるようになるかもしれません。結婚って「永遠の誓い」のように言われますけど、まさか本当に永遠だとは思わないじゃないですか(笑)。でも、死がなくなれば、本当に「永遠」になる。

 
だから、人間の寿命が延びたときに、果たして同じ人と100年、200年一緒にいるのが合理的なのかとか、30年…いや10年くらいの契約制もアリなのでは? なんて思っちゃうわけです。

 

――寿命が「永遠」に伸びたら…という視点は、結婚に関して考えたことがなかったです。

 

S:生殖や寿命の状況が変われば、新しいルールやシステムが生まれるでしょうし、次の数十年でかなり変わる可能性もある。だから、あんまりガチガチに発想を縛られる必要はないと思います。

 

今いったように、寿命が延びていて、家族の在り方も多様化している。さらに、女性の社会進出が進んで、以前より自立して稼げるようになってきている。そういう流れの中で、結婚にまつわる「女性を守る」みたいな意味合いも、さらに薄れていく気がします。
だから、結婚というイベントが楽しいと思えるならすれば良いし、離婚したかったらすれば良いんじゃないかな? したかったら10回結婚したって良いと思います。(笑)

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