二時間しかバカンスにいけない「いい嫁」問題…物語の脇役という悲しい自意識

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「女捨ててる」という揶揄と「痛いババア」認定のあいだ

好きなときに好きな服を着て、好きな靴をはいて好きな場所に出かけられる人間でありたい。そしてそうやって得たものを、夫や子供と共有したい。体が動く限り、そうやって生きていきたい。

 

 

私の目には女王のように見える宇多田ヒカルと椎名林檎が、美しい声で<<物語の脇役になってだいぶ月日が経つ>>と歌っているこの曲を、私は戒めのように感じています。

 

 

結婚後に自分の身だしなみに気をつかわなくなってしまう女性たちが「女捨ててる」と揶揄される一方で、いつまでも自分の見た目を最優先にして時間もお金もつぎこんでいると「痛いババア」認定されてしまう。

 

 

そういう歪みの中で、私たちはこれからも自我をやりくりしていかなきゃならないわけです。

 

 

この曲で歌われているドレスとハイヒールは、単に「性的なファッション」のことではなく、自分自身をどう扱うか、という意味が込められていると思っています。

 

 

自分の自我を誰にも見えないところに押し込むことで手に入るものは何なのか、そして、それは誰を幸せにするのか、という問いかけです。

 

 

それってすぐには答えが見つからないかもしれません。頑張っても無駄になることは山ほどあるし、いま我慢したことが10年先に自分の生活の助けになるかもしれない。でもとりあえず、私は今日もハイヒールをはいて子供のお迎えに行きますね。

 

Text/ティナ助

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