「うちの実家、宗教やってるけど大丈夫?」難しすぎる義実家での帰省マナー

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ハート・ロッカーなみの防護服で親に会う

 

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ていうか、自分の親や姉とさえギクシャクしながらやっとこさコミュニケーション取ってる面倒くさがりな私が、ちょっと雑誌の特集に目を通してエプロン持ってったぐらいで、よそんちの親御さんに気に入ってもらえるなんて、到底無理なんですよ。第一、旦那を見てると、私とまったく同じ感じ。変な言い方ですが、自分の親に、懐いてない。当たらず触らず、地雷を踏まないように細心の注意を払い、距離を保って親と接しているのが見て取れたのです。とくに義母と話すときの旦那はガードが固く、まるで『ハート・ロッカー』のジェレミー・レナーのような重装備。

 

ややこしい話なのですが、旦那の実家は宗教法人です。パートナーやその実家の宗教問題で面倒な思いをしているカップルの話はよく聞きますが、旦那の家の場合、単なる信者というのとは少し違って、宗教を運営し、布教する立場の人たちでした。で、旦那の家で、唯一、その宗教に入信していないのが、次男である旦那だったのです。宗教家の家で生まれ育って、家族も周囲の人たちも当たり前に信者、という環境の中、頑なに入信を拒み続け自立した旦那の苦労はいかほどかと思いますが、その一方で、自分たちの信念に背いた息子に対して、義母の方でも、どう接していいかずっと正解を見つけることができないまま、今に至る、といった感じなのですよ。切ない。

 

うちの実家、宗教やってるけど大丈夫?

旦那の家のそういった込み入った事情を私が知ったのは、まだ交際をはじめる前でした。飲み友だちだった旦那と、なんとなく「いい感じ」に距離が縮まってきているときに、ふと「うちの実家、宗教やってるんだけど、大丈夫?」と確認されたのです。イケメンで性格も良い彼にすっかり恋していた私は、むしろそれをGOサインと捉え、「え、全然大丈夫!」と即答。何の迷いもなくアクセルを踏み込んで、付き合うことを決めました。そのとき、0.15秒くらいで私の口から飛び出した「全然大丈夫」というフレーズはまぎれもなく真実で、そしてそれは今日に至るまで変わりません。うん、本当に、全然、大丈夫だった! なんで大丈夫かっていうと、宗教や家族に対する旦那の態度がブレていないからに尽きると思います。

 

時は流れ、私と旦那が結婚を決めたとき、旦那の母から「もしチャペルでやるなら、結婚式には参列しません」とお達しがあったそうです。旦那がそれを私の耳には入れないようにしてくれていたので、後から知ったのですが、そんなこともあろうかと挙式は宗教の関係ない人前式で、と準備はしていました。宗派の違いで息子の結婚式に出ない母親がいるのだな、ということより、「結婚おめでとう」の前に、先手を打って「参列しません」宣言をされたことが驚きでした。が、同時に、旦那が義実家と話すときのあの『ハート・ロッカー』の防護服の理由がよくわかり、「これからは私がいる! 私が守ってあげる!」と私のハートは盛り上がりました。えへへ。

 

 石田純一ファミリーになれなくてもいい

 

 

 

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