世界を揺さぶったセクハラ告発問題。夫婦間でもセクハラって成立するの?/ティナ助

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1月8日、お正月ボケの重い頭を持ち上げてPCに向かった私は、ブラックドレスをまとった美しいハリウッド女優たちの姿にかじりついていました。第75回目のゴールデングローブ賞の授賞式の様子を生チェックしていたのです。

セレブのファッションウォッチングは私の趣味なのですが、レッドカーペットの華やかさは格別。とくに年始のゴールデングローブ賞と2月のアカデミー賞は見逃せません。全世界のエンタメファンとファッションオタクが固唾を飲んで見守るショーレースですから、各セレブたちも凄まじい気合の入れようで、ドレス選びからジュエリーの合わせ、ヘア、メイク、スピーチや立ち振る舞い(ときにはわざと転んだりしてまで!)をトータルディレクションしてきます。この2日間だけ有給を取って画面にかじりついてセレブの動向を観察していれば、その年一年分のトレンドがおおよそ把握できる、と言っても過言ではないぐらい。

 

が、今年は、いつもとは様子が違っていました。例年なら色とりどりのドレスで飾られるセレブの花道(レカペ)が、見たこともないほど黒一色で塗りつぶされていたのです。地味すぎる? お葬式みたい? 退屈だった? いいえ。本来ならレカペでは「無難すぎる」と避けられるブラックドレスが、私の目にこんなにカッコよく映ったことはありませんでした。痺れた。セレブたちがこの日黒を着ることを選んだのは(もちろん全員が黒を着たわけじゃない)、理由があったんです。

 

伊藤詩織「Black Box」

 

昨年、ハリウッドのドン、映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインの長年に渡るセクハラ行為がついに暴露され、それをキッカケにハリウッドだけにとどまらず、全世界でセクハラ行為の告発と撲滅運動が「#metoo」というハッシュタグのブレイクとともに巻き起こりました。

 

ゴールデングローブ賞では、セクハラ行為が蔓延する現状はもう終わりにしよう、という意思表明として黒で装うことが呼びかけられ、ほとんどの俳優(女性だけでなく男性も)がブラックドレス、ブラックタキシードで現れました。

BLACK IS THE NEW BLACK. ファッションって、とてもメッセージが伝わりやすいんです。テキストで説明するよりも(大概の人は3行以上の文章は読んでくれない)ビジュアルでビシッと表現した方が見てもらえる。そして一人だけが運動を起こしてもなかなか世間の目を引けないけど、影響力のある人たちが黒を着れば、「何が起こってる?」って全世界が注目してくれる。やらしー言い方をすれば、バズるんです。

 

これね、戦うことって、まずは、声を出すことからなんだよね。「なかったこと」にされないように、誰かに伝えるの。セクハラに限らず、モラハラやパワハラするやつって、自分より力も立場も弱い相手にその「暴力」を向けてくるから、相手の「声」が小さいからかき消せることを知ってるからやるんです。「お前の言うことなんて誰が信じる?」「もし誰かに言ったらお前は終わり」あるいは、「お前が悪い」「俺はお前のためにやってやってる」ってことにできると思ってる。

でもその声が束になったら三本の矢もなんとやらですよ。私だって、超苦手なはあちゅう氏のセクハラ告発記事を最後まで読みましたよ。オラオラ!もう黙ってなんかないぜ!というこの風向き、とっても心強い。

 

 

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