別居婚で浮き彫りになった「家事」の定義/トイアンナ

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人によって違う「家事」の定義

「夫が家事をしてくれない」というのは、既婚女性から死ぬほど聞く話です。確かに、一人暮らしを経験したとて男性の家事はおおざっぱに見えることが多いものです。その食器、いつのだよ? とツッコミたくなるブツがシンクで冬眠していたり、賞味期限切れの食べ物が冷蔵庫に安置されていたり……。

けれどそれが彼にとっては十分な家事の定義。彼にとってそれ以上の何かをするのは「当たり前」じゃないのです。だから女性側が「家事もやらないなんて!」と怒れば、男性はキョトンとします。「えっ、俺、家事やってたよ? それなのになんで怒られたの?」と。

もちろん、相手の基準に耐えられないこともあるでしょう。私は床に物がゴロゴロしているのがメンタルが病むくらい苦手です。そのくせ絨毯へ自分のわがままボディは転がしているのですから、夫からすれば不思議だったことでしょう。

だからといって、我慢してひとり粛々と満足できるレベルの家事をやれ、というのではありません。そうではなく、お互いの定義を話し合えばいいんです。私もこの件があってから、キレイの定義を話し合いました。「私にとって、キレイとはルンバが滞りなく通れる状態を指すの。机の上も、もし小さなルンバがあればスイスイ動けるくらいの物量が理想」と。夫は大変びっくりしていました。それくらい、話し合わないとわからないことってあるものです。

「もういい、この人は家事なんかできやしないんだ」と失望するのは簡単。けれどもし彼が「やってるつもり」なら、まずはその定義を聞き出してもいいんじゃないでしょうか。もしかすると、あなたの家事だって手抜きをするチャンスかもしれません。

 

Text/トイアンナ

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