夫にドキドキしない!?恋が愛に変わったときの音が聞こえた/トイアンナ

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離婚が簡単に選べるのに、なぜ自分は別れないの?

 

「じゃあ離婚するか?」

 

という疑問すら浮かびました。いかんせんリベラルな家庭に育ってしまったので、離婚が安易に浮かぶのがいけない。とはいえ冷静に考えて、離婚したってまだアラサーです。婚活はやり直せる。運命の人だなんてまやかし。私はこれまでにさまざまな人を愛してきましたし、これからも愛せるでしょう。

 

折りしもその時、私は夫と小競り合いをしていました。その喧嘩は大した内容じゃありませんでしたが、彼へドキドキしなくなった状況と示し合わせ、冷静に脳内で検討してみたのです。

 

「……それでも、何だかんだ別れたくないんだよね」

 

冷静に考えても、別れたくない。そう思えたのは彼に対して「しっくり感」を抱いたからでした。私は言動にクセがあって、結婚するならかなり面倒な女です。そして彼だってマジョリティにモテる人ではたぶんない。誰かを好きになることはできても、ここまで「しっくり」くるかなあ……。と、思ったときに合点がいったのです。

 

「これが愛か」と。

 

ここまで突然モードが切り替わる方ばかりではないでしょう。ただ私にははっきりと聞こえました。恋から愛へ、カチリとスイッチが切り替わる音が。

 

つい先月まで夫起因のアドレナリンに振り回されていたのに、今は連帯感を抱いています。彼が手を握っても心臓が爆音で鳴り響かない代わりに、そのままどこへ歩いていっても大丈夫だろうという信頼があります。時には人生の崖から落ちたりするのかもしれないけれど、しょうがないじゃん、愛してるんだから。

 

というわけで、恋は冷めたが愛に切り替わったようなので、TOFUFUでの連載も続けられそうです。

 

Text/トイアンナ

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