「長男の嫁」みたいな概念は段々死んでいく/苫米地英人(2)

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「夫死ね」検索問題から、話は女性のハンディや生き方について広がりました。

後半には苫米地英人さんの「超簡単な保育園不足の解消方法」もありますので、ぜひ読んでみてください!

前編「夫婦はお互いの最高のコーチになるべき」もどうぞ。

女性のハンディについて

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――相手がどうこうしてくれるかも、何かが変えてくれるかもって期待してしまうのは、女性のほうが多いのですかね。

 

苫米地:それは本当に生物学的なものなのか、社会的なものなのかは微妙。

俺は社会的なものが大きいと思う。だって女系社会は歴史上いっぱいあるから。

日本だって昔は卑弥呼とかいたんだし。

 

――卑弥呼の時代のようになったら女性はもしかしたらもっと幸せになれますかね。今そうなることは可能なんでしょうか。

 

苫米地:変えられると思うよ。女性の本当のハンディは子供産むときと育てるときのほんの短いときだけだから。育てることに関しては、他人の手や多少のお金で何とかできる時代になると思う。そういう意味では、出産の期間とその後だったらせいぜい一年くらいじゃない?

そのくらいのハンディはあるけど、たいしたことない。大学を一浪するのと変わらない。

女系社会は全然できるよ。だって男と女は競争しているわけじゃないから。

今の時代、どう考えても仕事は本人についてるから。その本人にしかできない仕事ってあるからね。というか、世の中女性のほうがいい職業なんていっぱいあるからね。会社の社長なんて本来女性の方が向いてるよ。家では妻が社長で夫が営業部長という感じでしょ。

 

――女性は、仕事を続けたほうがいいですね。

 

苫米地:うん。それは大前提で、婚活=金って気づいたらそんなの人に頼むより自分で稼いだほうが早いって言う当たり前のことを理解すればいいだけ。

そこでたまたま好きな人ができて、かつ協力的な人であれば、結婚するのが一番うまくいく。

 

 

「長男の嫁」って概念はだんだんなくなる

――お金は大事ですが、他者に期待するからねじれてしまうんですね。

ちなみに、社会はこのまま女性が働きやすい状態になっていきますか?

 

苫米地:大丈夫、なるよ。そうしたら婚活って概念はなくなるから。一方で日本にはものすごく悪い儒教の影響がしっかり残ってるから、「婚活」は正しいということのお墨付きになってしまっている。

あの「長男の嫁」っていう概念ね。まず、長男が一番ということ、そして「の」。「の」って所有の格助詞だよ。物じゃん。でも今でもそういう言葉が残ってる。

 

――儒教の考え方がぬけていくことはあるんですかね。

 

苫米地:あるよ。ていうか社会的にはそれ法律違反だから(笑)。差別だからね。生まれた順番で違うのも、男女で違うのも。

それが正しいっていう概念はだんだん死んでいく。

 

――今死んでいっている最中ですか?

 

苫米地:そうだと思う。そもそも儒教って言うのは、皇帝が一番偉い、家庭の中ではお父さん、そして将来その位置をつぐのが長男。という皇帝をピラミッドにした支配関係を作り上げるためのもの。孔子がそれを少しシステマチックにしただけでしょ。

俺は論語をぼろくそに書いた本があるんだよ。皇帝の権力を強めるために論語は広まりましたと(笑)

 

――じゃあ日本もまだ支配されてたんですね。

 

苫米地:ずーっとされてる。戦前なんて100%そう。で、戦前の人まだ生きてるし。戦前の教育うけたらそう育っちゃったんだからしょうがない、その人たちが生きてるうちは残ってる。

でも、戦後教育を受けた人たちがじいちゃんばあちゃんになっていく時代がそろそろきたわけだ。あと2~30年もすれば、儒教はなんとなく文化には残ってるけど、重要な価値判断ではなくなっていくだろうね。

 

――では未来は明るいですね。

 

苫米地:でも女性も変わらないと。まず結婚式にあんなに金つぎ込むのもやめなきゃね。結婚=金ってなる大きな原因だよ。普通のパーティやればいいんだって。

 

――結婚式はでも共同作業だからやったほうがいいって聞くのですが。

 

苫米地二人で共同作業なんてやってないって(笑)。間にプロがはいって仕切りがいるんだから。自分たちの重要なことは一生プロの仕切りがいないとだめってことじゃん。

そうじゃなくて、みっともないから別れづらいっていうのは多少あるかもしれないけど。

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