生理前のイライラに夫婦でどう対処する?4段階の具体的対策
こんにちは、斗比主閲子です。
前回は、夫婦のどちらかが攻撃的になることへの対処法を考えてみました。
記事が掲載された後で、自分が書いた記事を読み直してみて気付いたことがあります。
それは、編集者さんのコメントの、
「身に覚えあります! ホルモンを理由にしてきましたけど、よくダンマリしてました……」
この、
“ホルモンを理由”
の部分を記事の中でほとんど触れてなかったこと!
タイトルにも”ホルモン”と書いてるし、それに絡んだ話を書いてないなんて、配慮不足でしたね。
というわけで、今回は、ホルモンに絡んだ生理前のイライラの話です。
女性が生理前にイライラするのは当たり前のこと
女性にとっては当たり前のことですし、男性にとっても徐々に知られてきているとおり、多くの女性は生理前にイライラしたり、人や物に攻撃的になったりするものです。専門用語でいえばPMS(月経前症候群)ですね。
主な原因は女性ホルモンのバランスが崩れることと言われています。
小林製薬が2012年に行った調査では、PMSの経験がある女性は約86%ということです。そのうち、約71%の人がイライラしたことがあり、不機嫌になった人は約53%。
※グラフの出典は小林製薬の調査から
これぐらいの女性が経験しているのだから、夫婦ともに生理前の女性の変化は“当然ある”ものと分かった上で、結婚生活を構築したほうがいいですよね。
女性の問題というより、夫婦の問題として、結婚前に話しておいてもいいぐらい、大切なこと。
でも、恋人期間だと生理前の問題はスルーしようと思えばスルーできてしまいます。気分が優れなければ「ごめん、生理前だから……」とメッセージを送って会わずに済みます。一緒に住んでいなければ物理的な接触もなく、相手が視界に入らないのだから、攻撃しようもありません。
結婚して、夫婦揃って初めて「こんなはずじゃなかった!」と思うことはあるあるなんじゃないでしょうか。