「悪者になるな」奥さんの一言/やまもといちろう夫妻の生活(1)

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山本一郎ご夫妻のインタビューです。

おふたりのなれそめや関係性、いままで明かされなかった奥様の能力などたくさんのことをお伺いしました。

現在進行形で夫婦関係に悩める方、これから夫婦になろうと考えている方、ぜひ読んでみてくださいね。

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ヤクルトに超罵声をあびせる山本さんの

隣にいた奥さん

山本:ふたりは、知り合いの紹介で出会ったんです。全くの異業種です。私は、どっちかというと、金勘定、コンサルとかをしながら、好き放題ウェブでものを書いたりして、平和に暮らしているじゃないですか。家内というのは、当時東京大学の研修医で、医局に入っていて、口腔外科で最前線の歯科医師を目指していたんですよ。舌がんがどうとか。全然世の中を見ている角度も違っていて。9年前の3月に出会って、何度か会っているうちに、野球観戦に誘ったりするようになりました。私が野球でヤジったりしているのを、家内は、なんだろうこの人はってなったみたいで。

 

奥さん:口調が怖かったですね。

 

山本:「早く死ね」とか「デブ帰れ」とか色々ワーワー言っていて。その頃、ヤクルトを応援していたのですが、花田という良く燃えるピッチャーがいたんです。超罵声を浴びせているのを家内は横で見ていました。花田が燃えてベンチに帰って来るところで、馬鹿野郎! 花火師! とか色々言って。そんな私でも「良い」と家内が言ってくれたので、交際期間半年強くらいで、ご一緒する気持ちになって、同棲を始めて翌年に結婚しました。

 

――そうなんですね。

 

山本:そのあとは順調に子供ができました。どちらかというと、家内も多忙で、私も仕事があるので、子育てに関しては分担をしながら、私は学校や幼稚園、習い事の送り迎えをしたり、子供が運動不足で家で寝てばっかりだと困るので、叩き起こして、公園につれていく係。家内は掃除洗濯やお食事、特に栄養管理をしてくれたり、子供の勉強を見たり、とにかく「ママ、ママ」という感じなので一日中三兄弟のお守りで多忙にしています。ほんと、髪振り乱して育児に頑張ってくれてますね。

そういう感じで、夫婦生活はなんだかんだ続いています。他にも親の介護あり、闘病あり、様々という感じ。夫婦関係自体はものすごくいいです。

 

生きてきた世界は違うけれど

――普段はどういう感じのおふたりなんですか? 友達みたいな感じなのか、それとももっとパートナーらしいような、男女っぽい感じなのでしょうか?

 

山本:どうなんだろう。

 

奥さん私の感覚だと、子育てを一緒にして、家庭を作り上げていくようなパートナーという感じですね。

 

山本:そうだね。家庭を作り上げていく関係で、もちろん夫婦としてリスペクトというのかね? それはあって。私と違って、家内はとても常識人なので、助かっています。

 

――ケンカはしたりするんですか?

 

山本:ケンカはするんですけど、ケンカする理由も、息子たちが公共の場所とかでうるさく騒いで、言うこと聞かないので危険なので軽く引っぱたいたとか、そういうときに「そういうことはやめて」とか、ですかね。あとなんだろう。ケンカしたことってあんまりない。

 

奥さんケンカするときって、何かを直したくて言い合いになりますよね。ただ、何かに腹が立って言い合うということは、無駄かつストレス解消にしかならないということが分かっているので、言い合うことは少ないですね。

 

山本:価値観が似てましてね。多分そのへんは、家内と私でかなり生きてきた世界が違うという一方で、お金に関してや子育ての価値観はとても近いからでしょうね。特にふたりとも、どっちかというとケチなので、稼ぎはあってもあんまり何か浪費したりしないんですよ。

 

奥さん:ただ、野球見すぎよとか、ゲームしすぎよとかは言ったりします…(笑)

 

山本:昔、夫婦の時間を削って自分ひとりで球場へ野球観に行ったり、夜ゲームしてたりとかしていて。さすがに家内がもう少し家庭のことも、みたいな話になって、そのときは子供もいなかったので、じゃあお互いの時間をもっと作ろうという話になりました。お寿司とか焼肉を食べに行ったり。あと、当時火鍋屋が好きで、火鍋の頻度が増えたりとか。基本的に食べて飲んで解決させてましたね。

 

1日10分も話さない日々

――平和ですね。二人の時間を作る努力はなさっていたんですね。

 

奥さん:子供ができる前、主人はすごく働いていて、すれ違いになっていたんです。私が仕事から帰ってきたら、じゃあまた夜の仕事に行くわって。10分話せるかどうかっていう生活が半年くらいあって、もうちょっと同じ時間を過ごさないと結婚した意味がないよって話をしました。そのタイミングでちょうど子供も生まれて、ガラッと変わったんですよ。

 

山本:そうだったね。子供ができてから、180度変わったかな。

 

――やまもとさんの、やっぱそこですよね。僕、やまもとさん結婚される前は、カップラーメン食べながらゲームを深夜までやって、一人遊びの象徴みたいな人だったんですよ。だから凄く結婚されたっていうのもビックリしたし、家庭でうまくいってるというのもあんまり想像できない感じだったんですよ。

 

山本:ゲームや野球といった自分の時間は確かに無くなりましたが、あんまり我慢してない。家庭は家庭で、趣味は趣味という時間の使い分けはなくて、最近では子供と一緒に寝てるし、これはこれで楽しいのです。

 

奥さん:趣味自体が変わりましたね。

 

――やっぱり凄いなというか、それは奥さんの力なんでしょうか。

 

山本:それはあるかもしれない。

 

奥さん:私は結婚したらやっぱり、お互いと向き合っての生活、暮らしというのが理想だったんですけど、最初は仕事、仕事で。朝方や深夜でも呼ばれればどこか打ち合わせに行っちゃうような人だったので、健気に言い続けました。

 

山本:言われ続けて。

 

奥さん:夜中の2時でも3時でも夕食は作りまして、必ずそれは食べるという時間を作ったり。そういうことはしました。

 

――それが習慣になったのは重要ですね。それまでは外食、牛丼とか多かったと。

 

山本:そうですね。結婚したんだからもっと一緒にすごそう、って言われると、そうだねってなって。あとまあ、夫婦で時間を取って、結構いろんなとこ行ったよね。海外とか国内とか。私の出張先も含めて。

ただ、僕も出張するときは、持病があって健康に問題を抱えているのもあるので、できれば家内に一緒に来てほしいというのがありました。子供ができて、少し楽になる仕事の方に移ったタイミングで、色々飛び回るときに一緒に家族で移動したりして、だんだんペースがつかめてきました。

 

――奥様がご飯を2時、3時に作っていたとき、お二人とも働いていらっしゃったんですか?

 

山本:そうです。ある意味、睡眠時間を削って、ご飯を作ってふたりで食べてました。

 

奥さん:夜12時ごろ仕事から帰ってきて夕食を作りました。そうしないと、「仕事に行ってくるわ」で行っちゃったままなので。さすがに作って待っていると、ちゃんと帰ってきてくれました。

 

山本:夫婦の向き合い方は家内が最初誘導してくれて、「それいいね」って私がフッとその方向に乗って。お互い疲れているんだったら、深夜でもじゃあタクシーに乗ってお寿司屋行こうかとか、気を使うようになったりしましたね。

 

奥さん:やっぱり食事って大事ですよね。あの時間だけは向き合える。

 

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