米びつの中を見る夫、人柄を見る妻に助けられる/やまもといちろう夫妻の生活(2)

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やまもといちろうさんご夫妻インタビュー第二回です。

仕事では人柄を見ないことが多いやまもとさんと、人柄や全体的な雰囲気でジャッジする奥さんの違いの話がみどころです!

前編は「悪者になるな」奥さんの一言/やまもといちろう夫妻の生活(1)です。

「その人と深くつきあって大丈夫?」

自分とは視点の違う妻

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山本:振り返ってみると、自分の我を通すよりも、家内のアドバイスを聞いて良かったな、参考になるな、というのは多いんですよね。

 

――へー。お互いの思惑が見えるんですかね?

 

奥さん:職業柄たくさん人を見てきたからかもしれないです。

 

――山本さんとお仕事されてる方のも、さっきの通り当たってるんですよね? 大体。

 

山本:当たっています。だから、そこは八卦ですけど、家内のいうこともきちんと受け止めて、迷う前にこういうふうになっているって、事前に結構相談してたりします。こういう仕事始めたとか、こういう投資をやるっていう話を家内にしてみたときに、あの人といきなり深く付き合ってちょっと大丈夫? とか、直接やり取りすると相性悪いかもしれないけど、こういう人が間に入ってくれれば先方もこちらもうまくいくんじゃないとかというので、そうだねぇみたいな話になることはあります。

 

奥さん:聞かれれば、意見はしますね。

 

山本:自分にはない見方なので参考にします。自分なんかは例えば、ある会社さんと投資のお仕事がありますっていったら、その会社のお金の中身とか、方向性とか、実力ややりたいことをみて判断するんです。あんまり人柄をみて判断しないときがあって。そういう会社さんで、そういう事業内容ですね、これくらいのお金ありますね。じゃあこういうサービスが我々できるんで、ご一緒しましょう、じゃあ契約、で終わりなんです。でも、家内はどっちかというとその人の力量よりは人柄を見てる感じですね。

 

――へー凄いですね。

 

山本:人と物事に対する見方が私は即物的で、米びつの中に米がこのくらい入ってるんだったら、このぐらい上澄みが取れるんじゃないか、そういうのを目利きする力はあるんですがね。

 

――おふたりの話を聞いていて、男女平等みたいなこと言いますけど、奥様の全体を捉えてすぐ分かるみたいなの、女性らしいっていうと語弊があるかもしれないですけど、そういうところがあるような気がして。おふたりだとやっぱり、男女の役割みたいなのが結構あるのかなって。

 

山本:多分見ているものが違う。見え方が違う中で、自分は男社会で培ってきたセンスみたいなものがあって、それは結構自信があります。例えば仕事だとしたら、男目線でやる仕事は、自分なりに考えて、熟達して頑張ってやってきて、生き残ってきました。ただその、私はあんまり気がきかないとか、人の感情が分かんないとか、敵いっぱいつくったり、逃げ足が速いとか色々言われつつ何とかやってきたんですけど、そこに自分とは全く違う世界で生きてきた家内の目線があると、自分が全く気づかないことを言ってくれます。で、ああ、なるほど、と。じゃあそれもちょっと判断の入れておくかってやると、より立体的に物事が見えるんじゃないかっていう、夫婦で決める舵取りみたいなのがあるんですよ。

 

――やまもとさんの柔軟さもありますよね。

 

山本:柔軟っていうか、視野を広く持てば判断を大きく間違うこともないのかな、と。

 

――そうなんですか。

 

山本:もちろん仕事をやっている上では無の境地でやるので、あんまり自分がどうとか関係ないんですけど。じゃあ自分の意見や考えが100パーセント正しいかっていうと、全くそんなことないのは、自分が一番良くわかってます。たくさん間違えますし、失敗も腐るほどしてきました。自分が正しいと思い込んだら、そこで終わりです。

 

――確かにそうすると、奥様は100パーセントの味方ってことですかね。背中を押せるっていうか。

 

奥さん:そうですね。主人は、男の見方なんですよね。ものの言い方で「ちょっとトゲがあるんじゃないの」とか思うことをズバッと言うので「もうちょっと優しく言ったらどうか」ということはよく伝えます。

 

山本:よく聞かされます。

 

奥さん:表現の問題ですね。内容までは私も分からないので。

 

山本:結構家内は僕の書いているものを読んでるし見てるので、その言い方では真意が伝わらずちょっと相手が別のこと思うんじゃない? みたいな。

 

奥さん:それでも止められないことが多いですから。でも一応言います。

 

山本:家内の言うことでこれは補足しておいた方がいいっていうことを強く言われるときがあって、きちんと聞いて、なるほどと思えばそのときはブログでも書物でも補足したり、というのはしきりにやるようにしています。

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