米びつの中を見る夫、人柄を見る妻に助けられる/やまもといちろう夫妻の生活(2)

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「あの二人は、死ぬまで40年手を繋げるか?」

夫婦で議論

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山本:結構いろんな人の相談とかを、自分なんかは受けるんです。あと、自分がうまくいっているからってわけじゃないんですけど、結婚しないの? とか結構簡単に言う方なんです。で、いろんなカップルとか、これから男性を紹介してほしいとかっていう方もあって、そういうとき家内も行ったりするんですけど。そのときよく議論になるのは、そのカップルが近い将来結婚したとして、そっから死ぬまでの40年、夫婦として手を繋いで生きていけるかっていうのを、二人でよく議論はします。

 

奥さん結婚するからには、一時の情愛ではなく、子供や家族も含めた絆って大事だと思うんです。

 

山本:例えば35歳と30歳の男女が付き合っていて、1年後に結婚して36歳と31歳で、40年たって両方生きてるわけじゃないですか。76歳と71歳、夫婦で生きてるはずなわけで、その頃に幸せな家庭であることが夫婦として理想にするなら、この夫婦大丈夫だろうかみたいな話を議論することがあって。で、やっぱ身の回りで離婚したりとかあると、あの離婚はよかったかどうかとか、そういう議論は結構ケーススタディーを見ながら夫婦で話し合います。

 

――お二人自身はどのような感じですか?

 

山本:働き方に関しては、家内にお願いを一時期したことがあって、もっと子供を保育園に預けたり人に任せて、せっかくキャリアがあるんだからもっとちゃんと医学の道に戻ったら? って言ったりはしたんです。でも家内は育児を優先しています。あと自分が結構海外志向なので、例えばアメリカとかロシアとかエストニアとか、海外にまたどっぷり行きたいっていう気持ちが強いです。ただ、子供がいて教育の問題もあるんでなかなかそうはいかない。でもやっぱり、ほんとは日本と海外の仕事、自分が語学が得意だから、そのスペシャリティを活かそうとすると、そういう仕事を増やしたいっていう気持ちは伝えてます。この状況になって、長男は小学校でちゃんと勉強して希望通り入って、2人目3人目もこれから日本で教育させるって決めている以上、そう簡単には動けない。そこはちょっと心残りっちゃ心残り。

ただそんな悩みも私の人生全体からするとこんなもん(ゆびで二センチくらいの幅)。

 

――そうなんですね。

 

山本不満や「こうしてほしい」ってことがあったとしたら、お互い気にせず言うもんね。

 

奥さん:そうなんです。全部思ったそばから言うので、そのへんがわだかまりが溜まりません。夫婦間のコミュニケーションは、とても大事です。主人がいやな思いをするんじゃないかとか気を遣うより、その場で伝えたり、無理にでも、時間をとって思うことは話し合ったほうが、結局は夫婦円満の近道じゃないかと。本当はこう思ってるとか、でも残念だとか、全部話し合うので。

 

山本:よく家内に「申し訳ございません」とか言います。飲んで帰りが遅くなるときも、普通に言うし。

 

奥さん:それで「待ってたよー。遅かったね」って言うし。

 

――普通に言うんですよね? フラットに。めっちゃ怒って言うとかではない?

 

奥さん:怒らないですね。必ず主人は連絡をくれるし、遅ければ電話するし。

 

――夫婦という形はお二人にとってどのようなものですか?

 

山本:夫婦は我々山本家にとってはとても快適。極めて合理的な、何も不備のない仕組みだなぁ。別に一夫一婦制だからっていうんじゃなくて、単純に別に夫婦じゃなくてもお付き合いが成立するなかで、浮気したら怒る人もいるだろうし、それは一夫一婦制に限らず男女関係っていうのは様々ありますけど、うちは夫婦でがっちり向き合って暮らしてます。ただ、制度がその人を強制するわけじゃではないですからね。そこは我々にとっては、非常に大切な夫婦生活であり、子供もいて、義父も義母もわんこも猫ちゃん姉妹も金魚も大事な家族がいてみたいな。一家なんで、それがある以上は何よりも大事にしていくっていうんですか。最優先で大事にしていく。あまりそこで違和感を感じたこともなく。

 

奥さん:でも、結婚生活が合わない人は合わないと思います。万人に最適とは言えないでしょうね。

 

――女遊びのとこじゃないですかね、やっぱり。そこが一番の感じがします。個人的な考えですけど。

 

山本:結構身の回りにね、だめんずの人がいたりするじゃない。だめんずをつかんでしまうのはなぜなのかみたいな不思議な議論があった。

 

――気になりますね。多いですね、見ている限り。

 

山本:やっぱ雌としてダメって人いるよね。雄としてもダメだし、雌としてもダメ。

 

奥さん:でもその人なりに、一人でも、例えば仕事に精を出すとか。人生の送り方は様々だと思います。

 

山本:そういう人から結婚相談されたときのやるせなさ。絶対、相談する相手を間違っていると思うんですけど、結構色々相談されるんです。見事に破談になりましたけどね。結婚式の翌日に(笑)

 

Text/神田 桂一

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